骨粗しょう症と治療薬(一般向け)

@ 骨の組成

骨は何からできているの?

カルシウムなどのミネラル(70%)
たんぱく質や水分など(30%)

(カルシウムはハイドロキシアパタイトと呼ばれるリン酸カルシウムとして含まれている)

A 骨の役目

骨はどんな働きをしているの?

B 骨は生まれ変わる

※ この新陳代謝が滞ると骨がもろくなり骨粗しょう症になる

C 骨のくすり

どんな薬があるの?

・ 体を支える
・ ミネラル分の倉庫
 (体、血液にカルシウム等が不足すると補給する)
・ 内臓を保護する
・ 造血の働きをする 

骨を作る(骨形成) 
骨を壊す(骨吸収)を繰り返し、骨は生まれ変わる
体中の骨は3年間で
入れ替わるといわれている

骨を元気にする薬には
いくつかの種類がある。
症状や体質に合わせて処方
される。人によっては飲んで
はいけない薬もあるので
注意!

   ・活性型ビタミンD3製剤  商品名:アルファロール、ロカルトロール
     食事で摂取したカルシウムの腸管からの吸収を増す働きがあります
     また、骨形成と骨吸収のバランスも調整します
   ・ビタミンK2製剤  商品名:グラケー
    骨密度を著しく増加させませんが、骨形成を促進する作用があり
    骨折の予防効果が認められています
    注意:ワーファリンの効果をよわめる恐れがありますので
      ワーファリン服用中の方は服用できません
   ・ビスフォスフォネート製剤  商品名:ボナロン、アクトネル、ベネット
     ビスフォスフォネートは腸で吸収され、すぐに骨に届きます
    そして骨に結合してハイドロキシアパタイトが溶けていくのを防ぎ、骨が壊れるのを防ぎます
    骨吸収がゆるやかになると、骨形成が追いついて新しい骨がきちんと埋め込まれ、
    骨密度の高い骨が出来上がります
    骨粗しょう症の治療薬の中でもっとも有効性が認められている薬です。
    最近では 1週間に1錠飲めばよい薬があります
    飲むと骨のハイドロキシアパタイトに集まり、徐々に溶け出して作用します
   ・SERM(塩酸ラロキシフェン) 商品名:エビスタ
    骨に対しては、エストロゲンと似た作用があり、骨密度を増加させますが、
    骨以外の臓器(乳房や子宮など)には影響を与えません
    男性には使いません
   ・女性ホルモン製剤(エストロゲン)  商品名:エストラーナテープ
    女性ホルモンの減少による骨粗しょう症に有効です
    閉経期のさまざまな更年期症状を軽くし、併せて骨粗しょう症を治療する目的で用いられます
    男性には使いません

専門医の診断を受け、

適切な薬を服用しましょう

D 骨と食事

骨はカルシウムだけで、作られている訳ではありません!
食事が偏っていると、良い骨はできません

骨はカルシウムなどのミネラル、たんぱく質などから作られます
良い骨を作るためにはバランスのとれた食事が大切です
また、適度な負荷(重力)をかけることで良い骨が作られます
バランスのとれた食事と適度な運動を心がけましょう