乾燥肌

                                    


皮膚の表面には、脂を含む「角質層」という細胞の層に覆われています。
この層に守られることによって、皮膚の水分が蒸発するのが抑えられ、肌のうるおいが保たれています。
また角質層は、外部からの刺激を防ぐバリアとしての役割もあります。



               



この角質層が乱れたり、脂分が失われたりしてしまうと水分が蒸発してしまうため、皮膚は乾燥します。
そして、外部からの刺激にも弱くなります。

これが乾燥肌と呼ばれている状態で、いわば、肌のバリア機能が低下した状態です。

乾燥肌になると皮膚がカサつくだけでなく、白く粉をふいたようになったりかゆみが出たりします。
そして、かゆい所を掻くことでさらにかゆみは増し、角質を傷付け、肌のバリア機能が一段と低下する
(炎症が起こることも)という『悪循環』に陥ることもあります。



 




 

 乾燥肌は、高齢の方に多くみられますが、若い人にも少なくありません。特に冬場は乾燥しやすく、寝床やお風呂に入って体が温まると強いかゆみを生じることもあります。

 主な原因(生活習慣)          予防


              エアコンの風に直接当たらないようにしましょう。
 エアコンの効きすぎ  ⇒空気が乾燥していると感じたら加湿器を 
                    使いましょう。

              熱いお湯は皮膚を守るのに必要な皮脂を落とし 
 
お風呂が熱すぎる   ⇒ てしまいます。また熱さは、かゆみを招く原因
              にもなります。お湯は40℃未満にしましょう。
 
                   
              かゆみの原因となる皮膚の汚れはきちんと落とす
           
 体や顔を洗う時や    必要がありますが、ゴシゴシしすぎて、必要な皮脂

     拭く時、    ⇒ まで落としてしまうのは禁物です。
  強くこすりすぎる     綿など柔らかい素材のタオルで、やさしく洗いましょう。                             

多量に石鹸を使ったり   自分の肌に合った石鹸(敏感肌の方は低刺激性の
    刺激の強い石鹸を  ⇒ 石鹸やシャンプーを)を、適度な量、十分に泡だてて使いましょう。
   
使っている。      また肌の石鹸はよく洗い流す事が大切です。



 

 乾燥肌のスキンケアの基本は、乱れてしまった角質の保湿機能を、保湿剤で補うことです。

 保湿剤は、必要に応じて、1日に数回塗ることもありますが、最も効果的な塗るタイミングは、

洗顔・入浴の直後(10分以内)です。洗顔・入浴後の肌の角質に水分を多く含んで柔らかく

なっており、その状態で保湿剤を塗る事によって、水分が蒸発するのを防ぎます。



     

 また、保湿の入浴剤を使うことも一方法です。入浴剤によって、皮膚の表面が保湿剤に覆われ、

入浴後の乾燥を防ぎます。

 保湿剤は、病院で処方されるものもありますが、市販されているものも多くあります。



 

☆   ワセリン      ⇒ 皮膚の水分蒸発を防いだり、皮膚を保護し、保湿する。

☆ ヘパリン類似物質    ⇒ 血行を促進し、保湿する。
   (ヒルドイドなど)

☆    尿素       ⇒ 角化した皮膚を柔らかくし、保湿する。
(ウレパール、ケラチナミンなど)



 

乾燥肌の対策としてスキンケアなどの肌の対策だけしている場合、
 なかなか思ったような
乾燥肌の改善ができないこともあります。
 そんな時には生活習慣と食べ物での栄養バランスを見直してみましょう。

特に食生活では乾燥肌対策に有効な栄養素を含んだ食べ物をとることで、
 体の内側から乾燥肌対策ができます!

次のような栄養素を含んでいる食べ物を参考にしてみてください。

“ビタミンA”

   新陳代謝をよくするので肌のターンオーバーを助けてくれます。

  ビタミンA自体が乾燥肌を防ぐという機能があるので、取り入れたい栄養素ですが、

妊婦さんは摂り方に気を付けてください。

「ウナギ」「緑黄色野菜」などの食べ物に多く含まれています。

“ビタミンB”

新陳代謝の改善を助けてくれます。乾燥肌を始め色々な肌トラブルの対策として

摂取したい栄養素です。

「豚肉」「豆類」などの食べ物に多く含まれます。

“ビタミンC”

肌のハリを作るコラーゲンの生成を助けてくれます。

「果物」「野菜」に多く含まれています。           
                              
                                    

“ビタミンE”

血行をよくする働きや抗酸化作用をもっているので冷えから起こる乾燥肌の対策になります。

「ナッツ」「ゴマ」「大豆」「アボガド」などの食べ物で対策ができます。

食べ物を工夫して乾燥肌の対策にしていくには、

@  「野菜中心のメニュー」+「豚肉」などと共に

A  「おやつを果物にする」という工夫がオススメです。

また乾燥肌対策には“血行”が良いことも大切なので、

B  冬場でも水分補給をしていくと更に乾燥肌の対策ができます。