私たちの生活の中には、白米、精製塩、白砂糖など精製食品が多数あります。

    その中で今回は白砂糖、三温糖などいくつか種類のある砂糖についてお話します。

    砂糖は、含蜜糖分蜜糖に分類されます。

    蜜とは、サトウキビなどの原料糖から不純物を取り除いた液体。 

  含蜜糖とは

   サトウキビの絞り汁をそのまま加熱し煮詰め不純物を取り除き固めたものです。

   製造工程で結晶と蜜を分離しないので、原料由来のミネラル分も除去されることなく

  含みます。

        含蜜糖:黒砂糖、和三盆

  分蜜糖とは

   含蜜糖と同様に不純物を取り除いた後、一度結晶させて遠心分離機にかけたものを

  原料糖にしてさらに精製して製品にしたものです。

  精製度が高いほど白い砂糖になります。

        含蜜糖:上白糖、三温糖、グラニュー糖など

 

 次に各砂糖に含まれるミネラルの成分を表にしてみました。

                            食品可食部100g中における量

                                 + 微量の検出あり

                                 − 未測定

 

ナトリウム

mg

カリウム

mg

カルシウム

mg

マグネシウム mg

リン

mg

mg

亜鉛

mg

mg

マンガン

mg

黒砂糖

27

1100

240

31

31

4.7

0.5

0.24

和三盆

1

140

27

17

13

0.7

0.2

0.07

0.30

上白糖

1

2

1

0

0.01

三温糖

7

13

6

2

0.1

0.07

グラニュー糖

0

0

0

コーヒーシュガー

2

1

0.2

1.2

0.01

きび砂糖

1030

142

1035

 

320

1.1

0.150.45

0

0.050.30

0

 

 

  きび砂糖は日新製糖の登録商標です。

  表からわかるように精製度の低い砂糖ほどミネラル分があることがわかります。

  精製度の高いほど白い砂糖になると記述しましたが、コーヒーシュガーは薄茶色で
   ミネラル分がほとんどありません。

  コーヒーシュガーはグラニュー糖にカラメル色素が含まれているので薄茶色なのです。

   各砂糖の成分表をみるとカルシウム、リン、鉄、ビタミン類とも黒砂糖が一番多く、

   次いできび砂糖、三温糖、上白糖はゼロに近い値になっています。 

   黒砂糖や三温糖に含まれるミネラルはもともとわずかです。

   例えば、一人一日に使う砂糖を20gとしてすべてを三温糖にしてもカルシウムは6mgです。
    これは、牛乳ならティースプーン一杯程度で一日栄養所要量とくらべると100分の1です。

   砂糖にミネラルの摂取源としての役割を期待するのは難しいです。

   しかし三温糖や黒砂糖は、その微量成分の効果で甘さにコクがでます。

   栄養成分を期待して使うのではなく料理の目的によって使うのがよいでしょう。

   ちなみに我が家は栄養成分のない上白糖を使うより、少しでもミネラルを含んだものが
    使いたいので、きび砂糖を使っています。


   ★補足

三温糖の中には製品によって上白糖にカラメル色素を添加して色付けした物もあります。

カラメル色素は糖類から製造方法によって4つのタイプに分けられます。

カラメルT:糖類を加熱

カラメルU:糖類に亜硫酸を加えて加熱

カラメルV:糖類にアンモニア化合物を加えて加熱

カラメルW:糖類に亜硫酸とアンモニア化合物を加えて加熱

 

Tは無毒ですがそれ以外は毒性を持ちます。

 

しかし表示はすべて「カラメル色素」なのでどのカラメル色素が使われているか不明です。

三温糖を購入する際は、「カラメル色素」を添加していないものを選びましょう。