すっきり

したい

 
 鼻の悩み

 

 
 空気の通り道(呼吸のとき)

 ②異物の処理:

鼻の中にほこりや細菌などの異物入る

→粘液(粘膜の表面を覆っている)が絡めとる

→線毛が食道から胃へと送り込む

 ③空気の加温・加湿:

         粘膜にある多くの血管が鼻腔に入ってきた空気を温め、加湿。

(乾燥した冷たい空気がそのまま入ると気管や肺が障害されるため)

 ④においの感知:

        嗅細胞(鼻腔の奥にあるにおいを感じる細胞)

        →神経を介して→においの刺激を脳に伝える。


 

  炎症が起こった部位によって以下にわけられる

 

炎症

部位

症状

例(原因、罹病期間など)

鼻炎

鼻腔

粘膜

くしゃみ

サラサラとした

      鼻汁

・鼻かぜ(ウイルスや細菌に感染)

・アレルギー性鼻炎(花粉)

副鼻

腔炎

副鼻腔 の
粘膜

膿が混じった
 
粘りけのある

      鼻汁


・急性副鼻腔炎(かぜをひいた後に一時的に発症):

12週間で治る
慢性副鼻腔炎(蓄膿症含む)

上の再発を繰り返し、3ヶ月以上続く


 

①タイプ(4つ)

・「感染(ウイルスや細菌)が主体の副鼻腔炎(蓄膿症)」 

・「好酸球性副鼻腔炎」  

・「虫歯や歯の治療が原因の副鼻腔炎」(上顎の奥歯の虫歯による炎症上顎洞に及ぶ)

・「真菌が原因の副鼻腔炎」

 

以前までは★感染が主体の副鼻腔炎が主体

近年は  アレルギーが原因の好酸球性副鼻腔炎が全体の45割占めている


 
鼻の構造と症状

〈鼻の構造〉



〈慢性副鼻腔炎の症状〉

    ・粘りけのある鼻汁、鼻汁が黄色や緑

(粘膜腫れる自然口塞ぐ粘液排出されにくい

          ウイルス・細菌の死骸含んだ膿粘液とともに排出)

    ・鼻がつまる(粘膜が腫れる腫れた粘膜がきのこのように盛り上がった「鼻茸」

           空気が通りにくくなる呼吸しづらくなる)

    ・鼻汁がのどに流れて張りつくような感じ(後鼻漏

         (副鼻腔にたまった膿が混じった粘りけのある鼻汁が流れる)

    ・頭の前のほうが重たく感じる

前頭洞に炎症)

    ・頬が重たく感じる

上顎洞に炎症)

    ・においがわかりづらくなる

          (鼻づまり空気の通りが悪い嗅細胞に空気届かない

               または嗅細胞が障害)


 

ちなみに、鼻水がのどに張りつく感じは加齢によっても起こる!

鼻の粘膜は大量の粘液を分泌している(空気を加温・加湿するため)

   ↓年齢を重ねると

分泌物に含まれる水分が減って、粘りけ↑のどに張りつく感じ↑

 

      対策:こまめに水分補給をするとよいでしょう



③検査


〈検査〉

   鼻腔内を見る検査

   専用の器具を用い、鼻腔の中を実際に目でみて、炎症の状態や広がりを観察

〈血液検査〉

アレルギー関連の物質、好酸球(好酸球性副鼻腔炎の診断)の有無

〈画像検査〉

副鼻腔の炎症部位と範囲を調べる

〈菌の培養〉

原因菌特定より効果的な薬剤選択 

〈嗅覚検査〉

   嗅覚の異常の有無(対象:においがわかりづらい人)

 

④治療法

保存療法・薬で好酸球を抑えたり、細菌を死滅させる

        ・鼻腔や副鼻腔をきれいにする

〈薬物療法〉

 感染が主体の副鼻腔炎:マクロライド系

 好酸球性副鼻腔炎:ロイコトリエン拮抗薬

ステロイド薬(重症の場合、喘息を合併している場合) など

 〈鼻腔内に針をさす〉

 ・鼻腔内清掃:鼻腔にたまった膿などの粘液を吸引して取り除く

 ・鼻腔内洗浄:抗菌薬を混ぜた生理食塩水を注入し、鼻腔内を洗浄する

(主に感染が主体の副鼻腔炎)。

 〈ネブライザー〉

 ネブライザーという噴霧器を使い、副鼻腔内に直接、抗菌薬などを含む薬液を噴霧。

 副鼻腔の炎症をおさめる。
 

手術療法内視鏡を使った手術により

       鼻茸を除去し、狭くなったり塞がった鼻腔や自然口を広げる。

対象:薬物療法を36ヶ月行っても、十分な効果がみられない場合

   慢性副鼻腔炎の中等・重症の場合

   好酸球性副鼻腔炎などで鼻茸が多い場合

手術後のケア:自分で行う再発予防のための鼻洗浄

   市販の鼻の洗浄器で12回ほど洗浄する


 

参考資料:NHKテレビテキスト「今日の健康」2010.3

     社会医療法人 蘇西厚生会 松波総合病院HP