頭痛



  原因と種類

 頭痛はなぜ起こる?

  頭痛の原因は様々です。
  特に明確な病気があるわけではないのに繰り返し起こる頭痛(一次性頭痛)と
  病気が原因であらわれる頭痛(二次性頭痛)に大別できます。


   一次性頭痛がいわゆる「頭痛持ち」の頭痛で、首や頭部周辺の筋肉の緊張や、
   頭部の血管の拡張などによって起こると考えられています。

   二次性頭痛は原因となっている病気の治療が第一ですが、一次性頭痛はメカニズムを
   知り上手に付き合っていくことも必要です。



  主な一次性頭痛の種類

  代表的な一次性頭痛は緊張型頭痛、片頭痛、群発頭痛の3つです。

     *緊張型頭痛と片頭痛は混在する人もいます。


 治療薬について

◎一次性頭痛

頭痛のタイプ

頭痛の原因

緊張型頭痛

首筋や肩の筋肉がこわばって、血の巡りが悪くなることで、ジーンと締め付けられるように痛む。

鎮痛薬や、筋肉をほぐす薬(筋弛緩薬抗不安薬など)

片頭痛

頭の血管が広がって、血管の周りの神経を刺激しズキズキ痛む。

軽症なら鎮痛薬

重症なら、広がった血管を収縮させるトリプタン製剤

群発頭痛

血管が広がることがかかわっているとされる。

目の後ろの血管が拡張して炎症を起こし、ズキズキ痛む。

トリプタン製剤の注射薬など8鎮痛剤は効かない)

純度100%の酸素の吸入。


■鎮痛薬


一般的な痛み止めです。炎症を抑え、痛みを和らげます。片頭痛、緊張型頭痛など広く使用されますが、
群発頭痛には効果がありません。
我慢せずに早めに飲んだほうが効きます。(結果的に薬の量も少なくてすみます。
但し、安易に連用(頭痛薬として、月に10回以上)すると、効果が無くなったり、かえって頭痛をおこしやすく
なったりする可能性があります。

鎮痛薬は胃に負担をかけることがあるため、空腹時に飲む場合は多めの水で飲むとようでしょう。



        主な鎮痛薬

医療用薬

ロキソニン、ボルタレン、カロナール、アセトアミノフェンなど

市販薬

ロキソニンS、バファリンS,ナロンエース、ノーシンなど



■筋弛緩薬(凝りをほぐす薬)

筋肉が緊張している状態を和らげ、血流も良くすることで凝りをほぐします。緊張型頭痛に効きます。



     主な筋弛緩薬

医療用薬

ミオナール、テルネリン



■抗不安薬(不安を和らげる薬)

抗不安薬にも、筋肉の緊張を和らげる作用があります。緊張型頭痛などに用いられることがあります。
緊張型頭痛はストレスなど精神的なものが原因になっていることもあるので、その点からも効き目があります。


     主な抗不安薬

医療用薬

デパス、セルシン



■トリプタミン製剤(血管をひろがらないようにする薬)

片頭痛・群発頭痛の原因となっている血管が広がるのを抑えることなどによって痛みを和らげます。
これらの薬は、片頭痛が始まったら早めに服用することがより効果的です。


     主なトリプタン製剤

医療用薬

イミグラン、ゾーミグ、レルパックス、マクサルト、アマージ



■片頭痛の予防に使われる薬

片頭痛が月に何度も起こる場合や、頭痛の程度がひどい場合には予防の薬が使われることがあります。
発作が起こりにくくなるように毎日服用します。


     主な片頭痛予防医療薬

脳の神経の興奮をしずめる

デパケン、セレニカ、インデラル

片頭痛のきっかけとなる血管収縮や血流量の減少を抑える

ミグシス、テラナス



◎怖い二次性頭痛に注意


二次性頭痛を起こす病気にはくも膜下出血、脳出血、脳梗塞、脳腫瘍など
危険なものもあります。

れまで経験をしたことのないような強い頭痛が突然表れたり、手足の麻痺や
しびれ・痙攣や激しい嘔吐・高熱などを伴う頭痛が起きた時はすぐに病院へ行く
必要がありま