薬膳料理というと、
「漢方薬の入った体に良さそうな中国料理」というイメージがあ
ります。


でも、このイメージは、本当の姿とは、かけ離れたものです。薬膳とは、「食べる人の体に合った食事」です。
中華限らず、和食、洋食で良いのです。
 
薬膳の世界では、すべての食材は 
               
               
               
                     という3タイプに分類されます


 
人の体には、様々なバランスがあります。
陰陽、寒熱、気、血、水などの要素があり、理想的な状態は、すべての要素が調和していて、多すぎもせず、少なすぎもせず、それぞれの動きがスムーズな状態です。
このような時に、人は、心も体もベストな状態であると考えられます。

それらのバランスのなかでも、最も基本的なものは、「寒熱」のバランスです。ちょうど良い状態と比べて、体が余計な熱をもっているのか、冷えすぎているのかを表します。



 
体が余計な熱をもっている状態を「熱証」、冷えている状態を「寒証」といいます。
「熱証」の人は、性質が(涼)の食材が、「寒証」の人は、(温)の食材が合います。体の熱は、漢方独自の方法で判断します。体温計で測る体温とは違います。
風邪で発熱している時でも、漢方の目からみたら、熱証であるとは、限りません。

ただ、寒熱、どちらのサインもある場合があります。
たとえば、冷え症(寒証)だけれど、便秘(熱証)という場合です。
そんな時は、まず、強くでているサインや多くでているサインをみます。
さっきの例でいうと、手先などが冷えている(寒)が、のどが渇き(熱)、顔色も赤く(熱)、そわそわしている(熱)場合は、熱証と考えます。
また、靴下をはかないと眠れないくらい冷えている(寒)が、頑固な便秘がある(熱)とすると、どちらのサインも強くでています。こうした時の考え方は、「現在の状態より悪くならないようにする」のが原則です。
食べ物から悪影響を及ぼさないことで、体の自己修復力を促します。寒熱のバランスが複雑に入り乱れている時は、「平性」タイプの食事が安全です。


 
 体のバランスが乱れて、このまま放置すると病気になってしまう一歩手前の状態を「未病」といいますが、そ対処の手段として薬膳は有効なものです。
しかし、薬膳の世界は、とても奥が深いです今回は身近な食材からでも立派な薬膳ができる事を知って頂けたら幸です。




 
 
体を冷やす
 
どちらでもない

体を温める
きゅうり
レタス
大根
トマト
ほうれん草
なす
豆腐
緑茶
ウーロン茶 
 


キャベツ
じゃがいも
にんじん
ブロッコリー
しいたけ

豚肉・牛肉
醤油
砂糖



かぼちゃ
かぶ
ねぎ/ねぎ
生姜
鶏肉
にんにく
こしょう
ほうじ茶
紅茶




「涼」の食材でも、加熱することで、性質をやわらげる事ができます。
サラダに使う食材は「涼」の食材が多いです。冷え症の人は玉ねぎやこしょうを使ったドレッシングで工夫しましょう。